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【運動してるのになんで膝が痛いの?】50代からの体の使い方を見直す

  • 執筆者の写真: xmiwa0923
    xmiwa0923
  • 9月24日
  • 読了時間: 5分

「膝に違和感がでてきた。医者から筋力をつけなさいと言われた。膝が痛くても動かす方がいいんだよね」


そんなふうに思って、毎日ジムに通ったり、ヨガに励んだりしている方も多いのではないでしょうか?

スポーツジムで運動する人たち

特に50代以降、「体が元気なうちに」と思って頑張ってしまう気持ち、よくわかります。


でも最近、「膝が痛い」「腰が重い」といった不調を抱えながらも、それでも運動を休まない方がとても多いのです」


「せっかくのレッスンだから」「仲間とも一緒で楽しみにしていたし」「少しだけなら大丈夫」....


その思いが、実は症状をこじらせてしまうこともあるのです。

膝が痛くてしゃがみ込む女性

人の体には、年齢とともに積み重なった「歪み」や「癖」があります。

痛みがあるということは、「その動かし方、少し見直して欲しいよ」というサイン。


正しい動かし方を知らずに、ただ続けるだけでは、かえって体に負担をかけてしまうこともあるんです。

【この記事では──】

私が実際に現場で感じたエピソードを交えながら、

「痛みが出たとき、どう動きを見直せばいいのか」

「運動=善とは限らない。年齢に応じた整え方」

についてわかりやすくお伝えします。

【読んだ後には──】

  • 不調のサインに気づくヒント

  • 「今の自分」にあった体との付き合い方

  • 「頑張らないケア」の大切さ

が見えてきます。

【読む前との変化は──】

「動くことが大事」から、

「休む・整える。」も大事に。

そんな優しい視点が芽生えるはずです^^

リラックスしている女性

【現場でのエピソードから──】

「休んだ方がいい」と言っても、動きたい気持ちが止められない───


ジムでインストラクターをしていると、こんな場面に出会うことがあります。

「昨日、膝に水がたまって抜いてきたの。でも今日はどうしても休みたくてなくて...」


膝が痛む女性

そう話してくださったのは、60代後半の女性。とても元気で毎日ジムに通っている方です。


私や周りのお仲間が「安静にされたほうがいいですよ。ひどくなる可能性もあります」と、止めても、


「今日のレッスンはずっと前から予約して楽しみにしていたの。無理しないようにしながら動くから大丈夫!」とレッスンに参加されました。


その数日後、また水を抜きに病院へ行かれたそうです。


膝が痛むイラスト

【膝に違和感がある時というのは、ただ「筋力不足」だけではなく 動きにクセがあったり、歪みがある場合が多い】


私たちの体には、日々の動きや生活の中で、少しずつクセや歪みが生まれていきます。


例えば...

  • バッグをいつも同じ肩にかけている

  • 立つ時に片足に重心を乗せている

  • 座る時に足を組むクセがある


バッグをいつも同じ肩にかけている女性、   立つ時に片足に重心を乗せている女性、  座る時に足を組むクセがある女性

こんな小さなクセの積み重ねが、長い年月をかけて体に影響を及ぼしていくのです。

そして、これは大事なことですが....

「歪んでいること」が悪いのではありません。


え?と思われるかもしれませんが、人間はみんな、左右対称ではないし、歪みがでてくるのは自然なこと。


気をつけたいのは、その、歪んだままの動かし方で“頑張って”しまうと

ある部分だけに負担が集中し、膝や腰、肩などに痛みが出やすくなります。


例えば膝が痛い方で多いのが膝が内側に倒れて捻れるような動かし方。


そのままスクワットやランジなどを続けてしまえば、筋力がつくどころか、関節を痛めてしまうリスクも高まります。

ニーインと正しい姿勢の比較

ですから、

「動く=頑張ること」ではなく、「整える=ケアのひとつ」と考えることが50代以降の体づくりにはとても大切です。


【整えるって、どうやって?】


「じゃあ、どうしたら“整えることができるの?」

そんな疑問がでてきますよね。


整える方法は無限にあります。


  • 忙しさから離れ、ゆっくりと過ごす

  • マッサージや整体などで歪みを整える

  • セルフマッサージで自分で整える

  • トレッチなどでじっくり伸ばす

  • 深い呼吸でリラックスする

    など。


ネットでもたくさんの情報をえることができます。


でも実は「歪みを整える」というのは、とても繊細で奥が深い作業なんです。


例えば、ヨガレッスンでポーズを修正する場面で。

姿勢を整えたりすると、

「え?これが正しい姿勢ですか?すごく違和感があります」

「ふらつくし、まっすぐ立っていない感じです」


といったように、正しい姿勢なのに違和感だという声。


ポーズを修正されて、違和感を感じている女性

これこそが、“歪みやクセに体がなれてしまっているサイン” なのです。


長年かけて少しずつ身についてしまった体のクセ。

本来の位置とはズレた姿勢や動きが「普通」になってしまっている状態です。


姿勢がいい女性と姿勢が悪い女性

その「普通」を自分で気づくのはとても難しいことです。

なぜなら、「普通=違和感を感じない」から。


本来なら歪んだ状態の方が動きにくいはず。

でも、体はとても賢くて、歪み(違和感)をカバーするために、いろんな筋肉を補強し、

バランスをとろうとします。


その結果、歪みのある状態でも動けてしまう。

つまり、「正しく整った状態」に戻すと、逆に“やりにくさ” や “不安定さ” を感じてしまうのです。


不安定さを感じながらポーズをする女性

ですから、「歪みを整える」は自分一人でできることではないと私は思っています。

もちろん、YouTubeや本などで紹介されている方法もありますが、それはある程度バランスが取れている人向けか、あまり年数が経っていない最近の歪みに対しての人向け。


本当に整えたいときには、自分では感じていない歪みや癖を客観的に見て、伝えてくれる存在が必要です。


インストラクターがポーズの修正をして生徒はにっこりしている

【まとめ:この記事で私が伝えたいことは】

・痛みがあるのに「運動しなきゃ」はかえって体を痛める原因に。

膝の痛みを我慢しながらスクワットしている女性

・痛みには筋力不足だけではなく、「動きのクセ」や「体の歪み」のよることも多くあります。

背骨の歪みがある女性とない女性
ニーインと正しい姿勢

・「整える」ためには自分では気づきにくいクセや歪みを、丁寧に見てくれ他の方の視点がとても役に立ちます。

ポーズを修正されつつヨガをする女性
女性整体師に歪みをとってもらっている女性

そして何より、「運動=体にいいこと」と信じて、毎日頑張っている方ほど、注意が必要です。

その「体にいい」は、やり方次第で逆効果にもなってしまうことがあるのです。

【最後にあなたへ】

「運動は体にいいことだから、休まずに頑張らなきゃ」と、知らず知らずのうちに、プレッシャーをかけていませんか?


でも、年齢を重ねるということは、「自分の体の声を聞く力」がますます大切になるということです。


疲れたら休む。違和感があれば整える。

自分にやさしくする時間も必要です^^



※膝に負担をけけないためには、普段の姿勢からの見直しも欠かせません。





笑顔の花ヨガ・整体にお気軽にチャットでのご相談もご活用ください。

何かお役に立てれば嬉しいです^^



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